麻生建築&デザイン専門学校
卒業進級制作展2021

建築分野 卒業・進級作品DESIGN FIELD

建築学科

つなげるヒトと木 ~開通から100年つづく甘木のひととき~

+14

作者:永田 翔大・田中 蓮・濱北 義輝

所属学科:建築学科

01 甘木の概要紹介

甘木町は、福岡県のほぼ中央部に位置し、北九州市・福岡市に次いで福岡県で3番目に面積が広い。 町は、自然豊かな土地とのどかな田園景観に恵まれていて、邪馬台国・甘木朝倉説のロマンにあふれ、国指定史跡公園「平塚川添遺跡」など数多くの遺跡や筑前の小京都秋月など新旧の歴史にも恵まれている。

02 町から街へ

現在、甘木鉄道と西日本鉄道の間に100mほどの距離がある。 私たちは、その2つの駅を一体化させ駅を中心としたゆるやかな街づくりを提案する。 そこには、商業施設や飲食店、市民が楽しめるようなイベントなどができる広場を計画し、まちの活性化や若い世代の人口増加をねらい、少子高齢化の対策にもつなげていけるよう計画した。 私たちは、それを「町から街へ」というコンセプトにし提案を行う。

03 敷地図・配置図

04 現状を変えるために

05 地域の観光総合窓口となる甘木駅

甘木駅とバス会社が連携を組み観光スポットに直接向かってもらう仕組み。 甘木の観光総合窓口として、立ち寄った人を甘木の観光スポットに導く役割を担う。

06 災害時に高度な防災機能を発揮する駅

○「甘木駅」は、停電時でも24時間サービス可能な発電設備、備蓄倉庫、ヘリポートなどを備え、地域の防災拠点化。 ○震災時は、救命・救急活動、物資集配、住民避難、食料供給などの拠点として機能。 ○発災後3日間を想定した非常用電源を整備(食堂、情報提供施設、トイレの利用が可能) ○災害時はレストランが炊き出し施設として使用(40tの飲料水貯水タンクを設置)

07 イラストダイアグラム

MESSAGE

現在、全国の問題として、無人駅や廃止される駅が増えていることがあげられる。
そこで私たちが提案する「つなげるヒトと木」により生まれ変わった2つの甘木駅。
ローカル駅ならではの温かな魅力をヒトと木がつなげ、新甘木駅が街のシンボルとなる。
そして、訪れる人々も増え、にぎわいのある駅へと変わり、これらの問題を解決する一例となるだろう。
また、私たちの提案により、「町から街へ」とにぎわいのある理想の街づくりが完成する。
このような願いをこめて私たちの提案を行う。

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